PUNKROCK GAMER

やっぱり、ゲームの話をしよう

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【コラム】ビデオゲームの美麗なグラフィックと「不可視レイヤー」の話

ゲームにおけるグラフィックと体験についての思考 ――いつか現実と変わらないグラフィックと現実離れしたエフェクトで。 グラフィックボードの高性能化と低コスト化によって、我々のゲーム体験は美麗なグラフィックと親密になっている。数万円出せば、息をの…

ハムスターは回し車を回し、飼い主はそれを与えた。この場合、回し車に原初の目的を与えた人間は誰か。

人類はゲームというメディアにとって如何なる存在になれるのか。 ――双方向性が与える、「能動的である」という錯覚の話。 近年はサブスクリプションモデルのビジネスの隆盛が目立つが、私個人はそろそろ、このビジネスモデルは「定番」を除いては限界がきて…

Passafireを聞いて普段の散歩道をストリートにする遊び

Passafireとストリート、遊び方を貪る側と見出す側 ――面白いことの消費者と探求者の違い 今年もPassafireが不意に聞きたくなるような、ポカポカな季節がやってきつつある。今日は昼前から近所を散歩して、桜の木を眺めたり、満潮を迎えつつある川を見送った…

好きなアーティストは?と聞かれたら、今日から「NOFXです」と答える練習をしてみるのはいかがだろう。

NOFXを聞きながらFPSをプレイしてみても、何も起こらない。 ――けれど、気分はいい。 もし、あなたがゲーマーでパンクロックが好きな場合、きっと周りにあなたのような人は少ないだろう。そもそも、私や私の周りの友人たちのように、音楽の会話をしながらFPS…

朝の散歩、贅沢、他者への説明、Sublimeの『Santeria』の話をしよう

誰にだって憂鬱な朝は来るが、Sublimeを聞きながら散歩をする僕の贅沢は誰も知らない ――人生はあまりにも短い。 あなたは人生の中で赤の他人にいきなり、あなたの全てを肯定されたことはあるだろうか。私にはある。しかも、二回も。 一回目はGreendayの『Bas…

善悪の判断を他者に委ねることの「ダサさ」について話をしよう。

物事の善悪、ゲーム、SNS、借り物の言葉と感性について ――あなたと僕の世界で起きていることは必ずしも一緒ではない どこかのゲーム規制法案、またはゲーム依存に関する論文など、なんだかテレビゲームが色々物議を醸している昨今。私は自分が反対だと思うこ…

実は僕たちは「ゲームの遊び方」をあまり知らない、という話をしよう。

僕たちは「ゲームの遊び方」を与えられている、という話をしよう ――ゲームの目的と遊び方、または「ゲームに飽きる」ということの本質 ゲームの遊び方は人それぞれなので、他者のゲームの遊び方に対して私がどうこういうつもりはない。しかし、私のゲームの…

はみ出し者に聞いてほしい The Skintsというバンド

The Skints UKパンクとレゲエ・スカ・DUBのミックス!大人の余裕がある洒落乙バンド ――とりあえず、聞いてほしいバンド。の話 youtu.be Sublimeというアメリカ西海岸出身のバンドが好きで、10代の頃から熱狂的なファンなのだが、残念なことに私が最初に『San…

やっぱり、ゲームの話をするということ

PUNK好きのゲーマーが再びブログを書くことについて 大それたことはしない。地に足のついた記事だけ。 Semaphoと申します。私は数年前まで自身のゲームブログを更新し、様々な商業誌(ゲーム系ウェブメディア)に寄稿していました。現在では、海外のゲーム開…